2014年12月23日火曜日

関連講座レポート第3弾「安全かつ美味しいものは命を作るー『新嘗祭』日本食の復活、日本古来の農業の復活ー」


関連講座第3弾は、2弾「秋の収穫祭」に引き続いて、11月16日(日)に用賀にある日本豊受自然農の会社で開催しました。セミナーは、前半に会長の由井寅子さんの講演、後半に「とらこ先生と食事をする会」という内容でした。新嘗祭とは、作物の収穫を神々に感謝する祭りで、「勤労感謝の日」の起源でもあります。豊受自然農の「豊受」は、豊受大神宮(伊勢神宮外宮)に奉祀となる、豊受大神を由来としています。
 由井さんは、「安全な食品をつくりたい、日本の食を農業から変えたい」という思いから、日本豊受自然農を設立しました。今現在では、食品について添加物や原材料の表示、多様なライフスタイルから朝食抜きや孤食など、わが国における食の問題は年々大きくなってきています。講演は、自身の子育て、闘病経験談を交えながら、日本古来の食事や農業の復活についての内容でした。会場いっぱいの参加者たちは、ときに驚き、ときにうなずきながら、熱心にメモをとっていました。

 由井寅子さんが考える「食べ物としての必要事項」は次の5つです。
1 身体に安全であること。無農薬、無化学肥料、F1でない自家採取の種であること。
2 素材のままで、香り強く、味濃く、まろやかで美味しいこと。
3 素材そのものの自然な色と形であること。
4 短時間で自然素材からできた調味料で料理すること。
5 愛情を込めて作った食べ物であること。
 
  後半の食事会では、和食弁当のメニューは次のようなものでした。



【お品書き(*豊受自然農野菜を中心にした無添加厳選素材を使用)】
1 鯖の味噌煮(セージの自然農ハーブ入り) *レトルト食品として購入可能
2 筑前煮                 *レトルト食品として購入可能
3 さつま芋の天婦羅 静岡産海水塩添え
4 人参葉の胡麻和え
5 さつま芋きんとん
6 沢庵甘酢漬け
7 黒大豆の炊き込み御飯
8 蕎麦の実ぞうすい(お椀)





 (和食弁当の惣菜を和食器に並べて披露する由井寅子さん)


食事の時間では、料理長の本田勝彦さんから素材や調理法について、由井さんから食事中は水分を控えめにして食材を十分に噛むという食べ方について、それぞれの説明もありました。
今回のセミナーでは、前回の「秋の収穫祭」と同じように、耳、舌、目、鼻、歯触りで、日本食の定番といったメニューを十二分に楽しみました。豊受オーガニックレストランは、12月にオープンします。

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